広げよう“おみごと!”の輪
皆さんからご投稿いただいた、
身近にある「おみごと!」を感じられるストーリーを紹介します。
学生時代に私が憧れていた先輩は、公共洗面台などが汚れている場合にサッと自分の持っているティッシュなどでキレイにする人でした。後に使用する人が気持ちよく使えるようにと。そんな背中をカッコイイな、とちょっと真似して今に至り、娘から以前に「なんで自分が汚していないのにそんな風にするの?」と聞かれて〝キレイだと気持ちいいよね。嫌だなって思う気持ちはみんな一緒だから、次の人はそうならない方がいいよね〞って話したことがありました。
ずいぶん時は経ち、年末に家族で温泉に行ったときに、宿のお風呂の洗面台はたくさんのひとが利用してお掃除が追いついていない模様。洗面台で髪を乾かした後の娘の行動に「あれっ、キレイにしている⁉」と思い、私の言葉を覚えていてそうしていると聞いた時、何だか胸がアツくなってしまいました。
私も常日頃からそんなデキた人間じゃないし、あまりに汚れていたら放置です(プロにお任せ)。またこのご時世から危険なこともあるので、そんなことも伝えながらですが、、、
みんながそんな優しい気持ち、人への思いやりを持って行動できたら世の中って変わるだろうなと思いました。一人ひとりの小さな「おみごと!」な行動が連なって素敵な社会になるのかな。そんなリレーができたらいいなあと。改めて私が教えられてしまいました。いろんなことが日々あるけれどいいことばかりじゃないけれど、そんな時こそ〝みんなで広げよう〜おみごと!の輪〞なのかもしれませんね。
(愛知県・40代・はじめのいっぽ)
