奇跡のエクレア
皆さんからご投稿いただいた、
身近にある「おみごと!」を感じられるストーリーを紹介します。
私の誕生日に小4の息子がプレゼントしてくれたサプライズ。少し前にオープンし、美味しいエクレアが評判のお店。車で一緒に買いに行った時に午前中で売り切れていたことを残念がっていた私。それを横で見ていた息子は覚えていて、内緒で自分のお小遣いで買ってあげたいとお父さんに相談(その店が分からないのでお父さんから連絡があり事前に知ってしまうのだがそこは秘密)。
片道4km近くあるお店を目指して自転車で出かけて、9歳にとってそれなりの距離で、時間は16時。果たして残っているのか?と祈る思い。
結果的に見事に最後の1個をゲット!奇跡のエクレアは夕食後に登場。
息子は途中で転倒し、膝をすりむいて、それでも達成感に満ちてニコニコ。「美味しい?」っと顔を覗き込まれて私は幸せいっぱい、胸いっぱい。
一緒に買いに行ったお父さんの話では、実際には売り切れていたかもしれないと、ショーケースにはなかったけれど、何かを感じた店主が「少し待てるかな?」と奥でクリームを詰めてくれて時間もかかったよう。
息子よ、いつも口うるさくてごめんよ、心の余裕を持ってもっと優しくできるといいね。人を喜ばせたいと思う気持ちがとてもうれしかったよ、最高のプレゼント、そしてこれからもよろしくね!
(愛知県・40代 エリコットン)