優しさのSDGs
皆さんからご投稿いただいた、
身近にある「おみごと！」を感じられるストーリーを紹介します。
ある日、三和小学校（三重県東員町）の児童が学校へお花をもっていったところ、友達や先生にとても喜んでもらえたそうです。
後日、その児童がお母さんと家の近所を散歩していたところ、とてもきれいな紫陽花が畑に咲いていたので「学校へもって行きたいな」とその児童が小さな声でつぶやきました。そこで、お母さんが「畑に人がいるから、一度聞いてみたら？」と言うと、その児童は勇気を出して「すみません！紫陽花をもらえませんか？」と声をかけました。畑の方も「いいよ。でも紫陽花は枯れやすいから、夕方にとりにおいで」と優しく答えてくれたそうです。そして、夕方になりその児童が畑に行くとその方が紫陽花を用意してくれていました。その児童はうれしそうに紫陽花を受け取り、さっそく次の日に学校へ持って行きました。
この畑の方の優しさに触れたお母さんはこの出来事について書いた手紙を学校へ渡しました。三和小学校では、地域の方の優しさを多くの児童や保護者へ伝えたいと「学校だより」へ載せることとしました。
後日、この「学校だより」を見た畑の方がとてもうれしそうにしていたと聞いて、私の心もとても豊かになりました。こんな「優しさの循環」が私たちのまちにもっともっとあふれるといいな。
今、この畑の、この児童からよく見えるスペースにはお花が植えられています。
（三重県・畑友の夫）
シェア
する
