感動と笑いで繰り広げる町の新しいカルチャー
東員町民が舞台に! 皆で作るミュージカル
2013年に始まった「東員ミュージカル」は、今年で早11回目。チケットは毎年完売となり、発売前から問い合わせがあることも。県外から観劇に駆け付ける人も現れるほど、東員町が誇る一大カルチャーとして成長しました。
舞台に立つのは、「ロキャスタ」こと演劇集団ローカルスーパースターズ。さらに、一般公募のオーディションを経てキャスティングされた東員町民が参加。町民が参加することでミュージカルが身近な存在となり、その期待感も年々高まっています。
脚本は、ロキャスタの主宰・野村幸廣さんによる完全オリジナル。東員町にゆかりのある人物や行事などを題材にしています。2022年公演の『碧の向こうへ』は、東員町で生まれ育ち今年1月に亡くなった画家・石垣定哉さんの半生を描いた物語。石垣さんの絵画作品を取り入れたステージがインパクトと美しさをもたらしました。
舞台経験がない町民も劇団員と共に踊り歌う
2023年の公演では、ロキャスタとして2006年に披露した作品を17年ぶりに再演! 経営難で破綻寸前となった、架空の“東員競馬場”を舞台に繰り広げられる、笑いあり涙ありのドタバタコメディ。馬に夢や人生を懸ける曲者たちの物語で、演者全員がタップダンスを踊るシーンが見どころの一つです。
舞台に立つ演者だけではなく、観客も一体となって作り上げる町民参加型の「東員ミュージカル」。観劇した後は、満足感と幸せな気持ちでいっぱいになること間違いなし。作品を通して歴史や文化に触れることで、町への愛着もさらに湧いてくることでしょう!
演劇集団ローカルスーパースターズって?
三重県四日市市を拠点に活動するミュージカル劇団。東員町・水谷町長がロキャスタのミュージカルを観劇したことをきっかけに、町に新たな文化を生み出すことを目標として、東員町での上演を開始。今では、東員町も拠点の一つのような存在になっている。東員ミュージカルでは、劇団員も町民と共にオーディションに参加して選抜されるため、稽古中は町民との間に自然と新しいチームワークが生まれるのだとか。
1.ストーリー決め
脚本は、東員町の伝統やアイデンティティをベースに、1年以上前から構想を練るという野村さん。一人ひとりが最大限に輝けるよう、配役やセリフが割り当てられます。すべての作品にタップダンスを取り入れているのも特徴です。
2.オーディション
評価項目は、歌唱・ダンス・演技。そして野村さんが何より重視しているのは“熱意”。「過去の公演を観て感動した」「出演した知人の姿を見て感銘を受けた」「自分自身へのチャレンジ」「挑戦する姿を子供に見せたい」など、応募動機はさまざま。
3.稽古・リハーサル
稽古は公演の約4か月前からスタート。社会人の参加者が多いこともあり、集まるのは週末がほとんど。1か月前になると平日にも稽古を重ねます。リハーサルは緊張感がありつつも、和気あいあいとした雰囲気だそう。
4.本番
東員ミュージカルを観に行こう!
毎年恒例の東員町総合文化センター ひばりホールで今年も開催。ロキャスタの面々と、公募で選ばれた7名を含めたメンバーが、2日間だけの“東員競馬場”を盛り上げます!
「LIFE IS DERBY ライフ イズ ダービー 〜あさもやの向こうから〜」
●開催日
11月25日(土)17:00開演(開場30分前)
11月26日(日)14:00開演(開場30分前)
●開催場所
東員町総合文化センター ひばりホール
住所:三重県員弁郡東員町大字山田1700番地
電話:0594-86-2816
定休日:火曜
駐車場:あり
アクセス:三岐鉄道北勢線東員駅より徒歩7分、東海環状自動車道東員ICより車で5分
チケット情報
【料金】 2,500円(全席指定)
【取扱場所】
総合文化センター:0594-86-2816
笹尾連絡所:0594-76-7100
演劇集団ローカルスーパースターズ:090-7044-6405
【問い合わせ先】 東員町総合文化センター
※売り切れの場合がございます。
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